足底筋膜炎で歩けないを解消!原因から改善方法、整骨院での治療まで徹底解説

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足底筋膜炎で歩けないを解消!原因から改善方法、整骨院での治療まで徹底解説

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2025/10/14 足底筋膜炎で歩けないを解消!原因から改善方法、整骨院での治療まで徹底解説

【専門家監修】足底筋膜炎で歩けないを解消!原因から改善方法、整骨院での治療まで徹底解説

アキレス腱炎、足底筋膜炎等足の痛みなら走る鍼灸師にお任せ

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足底筋膜炎によるかかとの激痛や、朝の歩き始めの一歩で思わず顔を歪めてしまうような辛い痛みに、もう歩けないと諦めていませんか?この記事では、その痛みの根本的な原因から、ご自宅でできる効果的なセルフケア、そして整骨院での専門的な改善方法まで、網羅的に解説します。適切な知識と対処法を知ることで、辛い痛みから解放され、再び快適に歩ける毎日を取り戻すための道筋が見えてくるでしょう。

1. 足底筋膜炎で歩けないほどの痛みに悩んでいませんか?

朝起きて最初の一歩が、足の裏を突き刺すような激痛で、思わず立ち止まってしまうことはありませんか。 少し歩くと痛みが和らぐものの、またしばらくするとぶり返し、日常生活に大きな支障をきたしている方もいらっしゃるかもしれません。 特に、足の裏や、かかとのあたりに感じるズキズキとした痛みは、あなたの歩く喜びを奪い、行動範囲を狭めてしまう可能性もあります。

長時間の立ち仕事や、スポーツ、ウォーキングなどで足に過度な負担がかかり、 「もしかして、この痛みは足底筋膜炎なのでは」と不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。 足底筋膜炎による痛みは、放っておくと悪化し、歩けないほどの強い痛みに発展してしまうことも少なくありません。

この記事では、足底筋膜炎によって歩けないほどの痛みを感じている方のために、 その根本的な原因から、ご自宅でできる効果的な改善方法、そして整骨院での専門的な治療まで、 幅広く詳しく解説していきます。 あなたの足の痛みを深く理解し、再び快適に歩ける毎日を取り戻すための第一歩として、ぜひ最後までお読みください。

2. 足底筋膜炎とは?歩けないほどの痛みを引き起こす病態

足底筋膜炎は、足の裏にある足底筋膜と呼ばれる腱組織に炎症が起き、痛みが生じる状態を指します。足底筋膜は、かかとから足の指の付け根まで扇状に広がり、足のアーチを支える重要な役割を担っています。歩いたり走ったりする際に地面からの衝撃を吸収し、体重を支えるクッションのような働きもしています。

この足底筋膜に繰り返し過度な負担がかかることで、微細な損傷が生じ、炎症が引き起こされます。炎症が悪化すると、足の裏、特にかかとや土踏まずのあたりに鋭い痛みが現れ、ひどい場合には「歩けない」と感じるほどの激しい痛みに発展することがあります。特に朝起きて最初の一歩や、長時間座っていた後に立ち上がった際など、足に体重がかかる瞬間に強い痛みを感じやすいのが特徴です。

2.1 足底筋膜炎の主な症状と進行段階

足底筋膜炎の症状は、初期段階では軽度な違和感や鈍い痛みから始まり、進行するにつれて日常生活に大きな支障をきたすほどの激しい痛みへと変化していきます。ご自身の症状がどの段階にあるのかを把握することが、適切な対処に繋がります。

主な症状と進行段階は以下の通りです。

進行段階 主な症状 特徴
初期段階
  • 朝起きて最初の一歩目の痛み(ファーストステップペイン)
  • 運動後や長時間歩いた後の軽度な痛み
  • 足の裏に違和感がある程度
足底筋膜に炎症が起こり始めた段階です。安静にしていると痛みが和らぎ、日常生活に大きな支障はまだありません。
中期段階
  • 朝の痛みが続く、または強くなる
  • 立ち仕事や長時間の歩行で痛みが持続する
  • 運動中に痛みが現れることがある
  • 足の裏を押すと痛む
炎症が進行し、痛みが頻繁に現れるようになります。日常生活での活動に影響が出始め、痛みを我慢しながら過ごすことが増えてきます。
後期段階
  • 常に足の裏に痛みを感じる
  • 歩くことが困難になるほどの激しい痛み
  • 痛みのせいで運動や仕事ができない
  • かかとや土踏まずが腫れることがある
足底筋膜の損傷がさらに悪化し、日常生活が著しく制限される段階です。この段階になると、痛みのために一歩も踏み出せない、あるいは歩けないと感じるほどになり、早急な対処が必要となります。

痛みを放置すると、さらに悪化して慢性化する恐れがあります。症状が初期段階であっても、違和感を覚えたら早めに対処することが大切です。

2.2 足底筋膜炎になりやすい人の特徴

足底筋膜炎は、特定の生活習慣や身体的特徴を持つ人に発症しやすい傾向があります。ご自身が以下の特徴に当てはまるかどうか確認してみてください。

  • スポーツを頻繁に行う人: 特にランニングやジャンプ動作が多いスポーツ(バスケットボール、バレーボールなど)は、足底筋膜に繰り返し大きな負担をかけるため、発症リスクが高まります。
  • 立ち仕事が多い人: 長時間立ちっぱなしの仕事(販売員、美容師、医療従事者など)は、常に足に体重がかかるため、足底筋膜への負担が蓄積されやすくなります。
  • 肥満体型の人: 体重が増加すると、足底筋膜にかかる負荷も比例して増えるため、炎症が起きやすくなります。
  • 足の構造に特徴がある人:
    • 扁平足の人: 足のアーチが低く、地面からの衝撃を吸収しにくい構造のため、足底筋膜に負担がかかりやすくなります。
    • ハイアーチ(甲高)の人: 足のアーチが高すぎる場合も、足底筋膜が常に引っ張られた状態になり、柔軟性が失われやすいため、炎症を起こしやすくなります。
  • 足首の柔軟性が低い人: 足首が硬いと、歩行時に足底筋膜への負担が大きくなり、炎症を引き起こす原因となることがあります。
  • ふくらはぎの筋肉が硬い人: ふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋)が硬いと、アキレス腱を介して足底筋膜が引っ張られ、過度な緊張状態が続くことで炎症が起きやすくなります。
  • 合わない靴を履いている人: クッション性の低い靴や、足に合わないサイズの靴、ヒールの高い靴などを日常的に履いていると、足底筋膜に不必要な負担がかかり、痛みを引き起こす原因となります。
  • 加齢による変化: 年齢を重ねると、足底筋膜の弾力性が低下し、損傷しやすくなる傾向があります。

これらの特徴に複数当てはまる場合は、足底筋膜炎を発症するリスクが高いと考えられます。心当たりのある方は、日頃から足のケアを意識し、予防に努めることが重要です。

3. 足底筋膜炎で歩けない!その根本的な原因を徹底解説

3.1 足底筋膜への過剰な負担が原因

足底筋膜炎による歩けないほどの痛みの根本には、足底筋膜への過剰な負担が挙げられます。足底筋膜は、かかとの骨から足の指の付け根まで伸びる強靭な腱組織で、足のアーチを支え、歩行時や走行時の衝撃を吸収する重要な役割を担っています。この足底筋膜に、繰り返し微細な損傷や炎症が生じることで、痛みが慢性化し、歩行が困難になることがあります。

具体的には、以下のような状況で足底筋膜への負担が増大しやすくなります。

  • 長時間の立ち仕事や歩行:足裏に常に体重がかかり続けることで、足底筋膜が疲労し、炎症を起こしやすくなります。
  • 激しい運動やスポーツ:ランニングやジャンプを伴うスポーツなど、足裏に強い衝撃が繰り返しかかることで、足底筋膜に過度なストレスがかかります。特に、急激な運動量の増加はリスクを高めます。
  • 体重の増加:体重が増えることで、足底筋膜にかかる負荷が大きくなり、損傷のリスクが高まります。
  • 足の柔軟性の低下:加齢や運動不足により、アキレス腱やふくらはぎの筋肉が硬くなると、足底筋膜への負担が増加します。
  • 扁平足やハイアーチ:足のアーチ構造に異常があると、足底筋膜にかかる力が不均等になり、特定の部位に負担が集中しやすくなります。

3.2 間違った歩き方や姿勢が痛みを悪化させる

日頃の歩き方や体の姿勢も、足底筋膜炎の痛みを悪化させる大きな要因となります。足裏にかかる衝撃や負担は、歩き方や体全体のバランスに大きく左右されるため、誤った動作が続くと足底筋膜に不必要なストレスを与え続けることになります。

特に注意したいのは、以下のような歩き方や姿勢です。

問題点 具体的な状態と足底筋膜への影響
かかとからの過度な着地 歩行時にかかとから強く着地しすぎると、その衝撃が直接足底筋膜に伝わりやすくなります。これにより、特にかかと付近の足底筋膜の付着部に炎症が起こりやすくなります。
つま先立ちのような歩き方 かかとをあまり使わず、つま先に重心を置いて歩く癖があると、足底筋膜全体が常に引き伸ばされた状態になり、疲労や炎症を引き起こしやすくなります。
足裏全体をべたっと着地 足のアーチ機能がうまく使われず、着地時の衝撃吸収が不十分になります。これにより、足底筋膜に過度な負担がかかり、損傷のリスクが高まります。
足の指を使わない歩き方 本来、歩行時には足の指で地面を蹴り出す動作が重要ですが、この機能が低下すると、足底筋膜がその役割を補おうとして過剰に働き、負担が増大します。
体の重心の偏り 猫背や反り腰、片足に重心をかける癖など、体全体の姿勢が崩れていると、足裏にかかる体重のバランスが偏ります。特定の足底筋膜の部位に集中したストレスがかかり、痛みが悪化することがあります。

これらの間違った歩き方や姿勢は、無意識のうちに行われていることが多いため、ご自身では気づきにくい場合もあります。足底筋膜への負担を軽減するためには、正しい体の使い方を意識することが非常に大切です。

3.3 靴やインソールの選び方も重要

足底筋膜炎の痛みを引き起こす原因として、日頃履いている靴や使用しているインソールの状態も非常に大きく影響します。足は体の土台であり、靴はその土台を支える重要な役割を担っています。

以下に、足底筋膜炎を悪化させやすい靴の特徴と、適切な靴選びのポイントをまとめました。

要素 足底筋膜炎を悪化させやすい靴 足底筋膜炎の改善に役立つ靴・インソール
クッション性 底が薄く、クッション性が低い靴は、着地時の衝撃を吸収できず、足底筋膜に直接的な負担を与えます。 十分なクッション性があり、衝撃吸収に優れた靴を選びましょう。特に、かかと部分のクッションは重要です。
サポート性 足のアーチを適切にサポートしない靴や、かかとが不安定な靴は、足のぐらつきを招き、足底筋膜に不必要なストレスを与えます。 足のアーチをしっかりと支え、かかとを安定させるホールド感のある靴が望ましいです。靴ひもで調整できるタイプも良いでしょう。
サイズ・フィット感 サイズが合わない靴(大きすぎる、小さすぎる)は、足が靴の中で動きすぎたり、圧迫されたりして、足底筋膜に負担をかけます。 ご自身の足のサイズにぴったり合い、つま先に適度なゆとりがある靴を選びましょう。夕方に足がむくむことを考慮して試着すると良いでしょう。
靴底の摩耗 かかとやつま先など、靴底の一部が極端にすり減っている靴は、足裏にかかる圧力のバランスを崩し、特定の部位に負担を集中させます。 靴底のすり減りがないか定期的に確認し、摩耗が進んだ靴は早めに交換しましょう。
ヒールの高さ ヒールの高い靴は、重心が前方に移動し、足底筋膜やふくらはぎに常に緊張を与え続けます。 ヒールのない、または低めのフラットな靴が足底筋膜への負担を軽減します。
インソールの活用 既成の靴に付属しているインソールは、個々の足の形や状態に合わないことがあります。 市販の衝撃吸収インソールやアーチサポートインソールを活用することで、足底筋膜への負担を軽減できます。足の状態に合わせて専門家が選定するインソールも有効です。

足底筋膜炎の改善には、足に合った適切な靴を選ぶことが非常に重要です。また、靴だけでなく、インソールを工夫することで、足裏への負担をさらに軽減し、痛みの緩和に繋げることができます。

4. 足底筋膜炎で歩けない痛みを和らげるセルフケアと改善方法

足底筋膜炎による歩けないほどの痛みは、日常生活に大きな支障をきたします。しかし、適切なセルフケアと生活習慣の見直しによって、その痛みを和らげ、改善へと導くことが可能です。ここでは、ご自宅で手軽に実践できる効果的な方法をご紹介いたします。

4.1 自宅でできる効果的なストレッチ

足底筋膜炎の痛みを軽減するためには、足底筋膜だけでなく、ふくらはぎやアキレス腱の柔軟性を高めることが非常に重要です。これらの部位が硬くなると、足底への負担が増加し、痛みを悪化させる原因となるからです。毎日継続して行うことで、徐々に効果を実感できるようになります。

4.1.1 ふくらはぎのストレッチ

ふくらはぎの筋肉が硬いと、アキレス腱を介して足底筋膜に引っ張る力が働き、足底への負担が増大します。以下の方法で、ふくらはぎをしっかりと伸ばしましょう。

  • 壁に手をつき、痛む方の足を後ろに大きく引きます。
  • かかとを床につけたまま、前の膝をゆっくりと曲げ、ふくらはぎが伸びているのを感じるまで体重を前に移動させます。
  • 20秒から30秒間、ゆっくりと伸ばし、これを3セット繰り返します。
  • 膝を少し曲げた状態でも同様に行い、ふくらはぎの深層部も伸ばしましょう。

4.1.2 足底筋膜のストレッチ

足底筋膜自体を直接伸ばすことで、柔軟性を高め、炎症を鎮める効果が期待できます。

  • 椅子に座り、痛む方の足の指を片手でつかみ、ゆっくりと手前に反らせます。
  • 足の裏、特に土踏まずの部分が伸びているのを感じるまで行います。
  • 20秒から30秒間、この状態を保ち、これを3セット繰り返します。
  • ゴルフボールやテニスボールを床に置き、足の裏で転がすのも効果的です。特に痛む部分を中心に、優しく圧迫しながら転がしましょう。

4.1.3 足指のストレッチ

足指の柔軟性も、足底筋膜の負担軽減に繋がります。足指がしっかりと使えることで、歩行時の衝撃吸収能力が高まります。

  • 床に座り、両足の指を一本ずつゆっくりと広げたり、曲げたりする運動を行います。
  • タオルを床に広げ、足指だけでたぐり寄せる「タオルギャザー」も効果的です。足指の筋肉を鍛え、アーチの維持を助けます
  • これらの運動を、無理のない範囲で1日5分程度を目安に行いましょう。

4.2 安静とアイシングで炎症を抑える

足底筋膜炎の痛みは、足底筋膜の炎症が主な原因です。そのため、炎症を抑えるための対策が非常に重要になります。

痛みを感じる時は無理をせず、まずは安静にすることが大切です。特に、長時間の立ち仕事や歩行、激しい運動は避け、足への負担を最小限に抑えましょう。

4.2.1 アイシングの正しい方法

アイシングは、炎症を鎮め、痛みを和らげるのに効果的です。以下の方法で実践してください。

  • 氷嚢や保冷剤をタオルで包み、足の裏、特に痛む部分に当てます。
  • 1回につき15分から20分程度、1日に数回行います。
  • 凍傷を防ぐため、直接肌に当てないように注意し、感覚が麻痺するほど冷やしすぎないようにしましょう。
  • 運動後や入浴後など、炎症が起きやすいタイミングで行うとより効果的です。

4.3 日常生活で気をつけたいこと

日々の生活習慣を見直すことも、足底筋膜炎の改善には欠かせません。足への負担を減らす工夫を積極的に取り入れましょう

4.3.1 靴やインソールの選び方

足底筋膜炎の改善には、適切な靴選びが非常に重要です。クッション性が高く、足のアーチをしっかりとサポートしてくれる靴を選びましょう。

  • クッション性のある靴: 歩行時の衝撃を吸収し、足底への負担を軽減します。かかと部分が硬すぎず、適度な厚みがあるものを選びましょう。
  • アーチサポート機能: 土踏まずの部分がしっかりと支えられている靴は、足の構造を正常に保ち、足底筋膜への過度な引っ張りを防ぎます。
  • サイズの合った靴: きつすぎたり、大きすぎたりする靴は、足のトラブルの原因となります。つま先に適度なゆとりがあり、かかとがしっかりフィットするものを選びましょう。

また、市販のインソールを活用することも有効です。足のアーチをサポートし、足裏にかかる圧力を分散させる効果が期待できます。ご自身の足の形や症状に合ったものを選び、靴に入れて使用してみてください。

4.3.2 体重管理と適度な運動

体重が増加すると、足底筋膜にかかる負担も比例して大きくなります。適正体重を維持することは、足底筋膜炎の予防・改善において非常に重要です

また、全く運動しないのも良くありません。全身の血行促進や筋肉の維持のために、足に負担の少ないウォーキングや水泳などの適度な運動を、無理のない範囲で継続することをおすすめします。ただし、痛みが強い時期は運動を控え、安静に努めましょう。

4.3.3 正しい歩き方を意識する

前章でも触れたように、間違った歩き方は足底筋膜炎を悪化させる原因となります。かかとから着地し、足裏全体で体重を移動させ、最後に足指で地面を蹴り出すような正しい歩き方を意識しましょう。特に、つま先だけで歩いたり、かかとを強く打ち付けたりする歩き方は避けてください。

歩行時は、膝を軽く曲げ、衝撃を吸収するような意識を持つことも大切です。普段から自分の歩き方を意識し、改善に努めることで、足底への負担を軽減し、痛みの再発を防ぐことに繋がります。

5. 足底筋膜炎の改善に整骨院が選ばれる理由と治療内容

足底筋膜炎で歩けないほどの痛みに悩む方にとって、根本的な改善を目指せる整骨院での治療は、非常に有効な選択肢となります。整骨院では、痛みのある足裏だけでなく、全身のバランスや歩き方、日常生活の習慣まで含めて総合的に評価し、足底筋膜炎の根本原因にアプローチしていきます。

一時的な痛みの緩和だけでなく、再発しにくい体づくりを目指すため、多くの患者さんが整骨院を選んでいます。ここでは、整骨院が足底筋膜炎の改善にどのように貢献できるのか、その理由と具体的な治療内容について詳しく解説します。

5.1 整骨院での足底筋膜炎治療の具体的な流れ

整骨院での足底筋膜炎の治療は、患者さん一人ひとりの状態に合わせて、丁寧な問診から始まり、段階的に進められます。以下に、一般的な治療の流れをご紹介します。

5.1.1 1. 丁寧な問診と検査で痛みの根本原因を特定

まず、患者さんの足底筋膜炎の症状について詳細な問診を行います。いつから、どのような時に痛むのか、痛みの程度、日常生活での困りごと、スポーツ歴、仕事内容、過去の怪我の有無など、多岐にわたる情報を丁寧に伺います。特に「歩けない」ほどの痛みの場合は、その状況を詳しくお聞きし、患者さんのつらい気持ちに寄り添います。

次に、視診や触診、各種検査を通じて、足のアーチの状態、足首や膝、股関節の可動域、姿勢のバランス、歩行時の特徴などを詳細に確認します。足底筋膜炎は、足裏だけでなく、ふくらはぎや太もも、骨盤の歪みなど、全身のバランスが影響していることが多いため、全身を総合的に評価し、痛みの根本原因を見極めることが重要です。

5.1.2 2. 個別の状態に合わせた施術計画の立案

問診と検査の結果に基づき、患者さん一人ひとりの足底筋膜炎の状態やライフスタイルに合わせた最適な施術計画を提案します。どのような施術を、どのくらいの頻度で、どれくらいの期間行うのか、具体的な目標設定(例: 痛みがなく歩けるようになる、趣味のスポーツに復帰するなど)を含めて丁寧に説明します。

患者さんの疑問や不安にもしっかりとお答えし、納得いただいた上で施術を開始します。オーダーメイドの治療計画により、効率的かつ効果的な改善を目指します。

5.1.3 3. 手技療法による深部へのアプローチ

整骨院の治療の中心となるのが、手技療法です。足底筋膜炎の場合、足底筋膜自体の緊張だけでなく、ふくらはぎやすねの筋肉、アキレス腱、さらには太ももやお尻、腰の筋肉の硬さが足への負担を増やしていることが少なくありません。

手技療法では、これらの関連する筋肉の緊張を丁寧に緩め、関節の可動域を改善していきます。特に、足裏のアーチを支える筋肉や、足首の動きを制限している筋肉に対して、熟練した手技でアプローチし、血行を促進しながら、組織の回復を促します。これにより、歩けないほどの痛みの軽減と、足全体の機能改善を図ります。

5.1.4 4. 物理療法による痛みの緩和と組織修復の促進

手技療法と並行して、物理療法も効果的に用いられます。電気療法、超音波療法、温熱療法など、患者さんの状態や痛みの種類に合わせて最適な物理療法を選択します。

これらの物理療法は、炎症を抑え、痛みを和らげるだけでなく、血行を促進し、組織の修復力を高める効果が期待できます。特に急性期の強い痛みや炎症がある場合には、早期の痛みの緩和に役立ちます。

5.1.5 5. 姿勢・歩行指導とセルフケアの提案

足底筋膜炎の改善には、施術だけでなく、日常生活での姿勢や歩き方の改善が不可欠です。整骨院では、正しい立ち方や歩き方について具体的な指導を行います。また、自宅でできる効果的なストレッチや、足裏のアーチをサポートするための簡単な筋力トレーニングなども丁寧に指導し、セルフケアの習慣化をサポートします。

さらに、靴の選び方やインソールの活用方法についてもアドバイスし、足への負担を減らすための工夫を提案します。これらの指導は、症状の改善を早め、再発を防ぐために非常に重要です。

5.1.6 6. 経過観察と調整で継続的なサポート

施術は一度で終わりではなく、定期的に経過を観察し、患者さんの体の変化や痛みの状態に合わせて施術内容を調整していきます。痛みが改善しても、再発予防のためのケアや、より快適に歩けるようになるためのアドバイスを継続的に提供します。

患者さんが安心して治療を受け、足底筋膜炎の痛みから解放され、快適に歩ける毎日を取り戻せるよう、長期的な視点でサポートいたします。

整骨院での足底筋膜炎治療の主な内容を以下の表にまとめました。

治療項目 目的 具体的な内容
問診・検査 痛みの根本原因の特定 症状のヒアリング、姿勢・歩行分析、足のアーチ・関節の可動域チェック、触診
手技療法 筋肉の緊張緩和、関節機能の改善 足底筋膜、ふくらはぎ、すね、太もも、お尻、腰など関連部位の筋肉ほぐし、関節調整
物理療法 炎症・痛みの緩和、組織修復の促進 電気療法、超音波療法、温熱療法など
姿勢・歩行指導 足への負担軽減、正しい体の使い方 正しい立ち方・歩き方の指導、重心移動の改善
セルフケア指導 自宅での症状改善・再発予防 効果的なストレッチ、筋力トレーニング、靴選びやインソールのアドバイス
経過観察・調整 治療計画の見直し、継続的なサポート 症状の変化確認、施術内容の調整、再発予防のアドバイス

6. 足底筋膜炎の再発を防ぎ、快適に歩ける毎日を取り戻すために

6.1 予防のための生活習慣と運動

6.1.1 日常的なケアの重要性

足底筋膜炎は一度改善しても、生活習慣や体の使い方によっては再発しやすい疾患です。日々の小さな心がけが、再発を防ぎ、快適な毎日を維持するための鍵となります。

特に、足への負担を減らす意識を持つことが重要です。長時間の立ち仕事や歩行、激しい運動の際は、こまめに休憩を取り、足に休息を与えるようにしてください。

また、靴選びは再発防止においても非常に大切です。クッション性があり、足のアーチを適切にサポートしてくれる靴を選ぶことを継続してください。必要であれば、市販のインソールを活用し、足裏への衝撃を吸収することも有効です。

6.1.2 適切な運動とストレッチの継続

足底筋膜の柔軟性を保ち、周囲の筋肉を強化することは、再発予防に欠かせません。症状が改善した後も、毎日のルーティンとしてストレッチや軽い運動を続けることをおすすめします。

項目 内容 ポイント
アキレス腱・ふくらはぎのストレッチ 壁に手をつき、片足を後ろに引いてかかとを床につけ、ふくらはぎを伸ばします。 ゆっくりと呼吸しながら、無理のない範囲で30秒程度キープしてください。
足底筋膜のストレッチ 足の指を反らせるように持ち、足の裏全体を伸ばします。 足の指をしっかり反らせることで、足底筋膜が効果的に伸びます。
タオルギャザー 床に広げたタオルを足の指でたぐり寄せる運動です。 足裏の筋肉を強化し、足のアーチをサポートする力を高めます。
足首の回旋運動 足首をゆっくりと大きく回し、関節の柔軟性を保ちます。 左右両方に、内回しと外回しをバランス良く行いましょう。

これらの運動を無理のない範囲で継続することで、足底筋膜への負担を軽減し、柔軟性を維持できます。

6.1.3 体重管理と栄養バランス

体重の増加は、足底筋膜への負担を直接的に増大させ、再発のリスクを高めます。適正体重を維持することは、足の健康を守る上で非常に重要です。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけ、体重管理に努めてください。

また、骨や筋肉の健康を支える栄養素を意識的に摂取することも大切です。例えば、骨の形成を助けるカルシウムやビタミンD、筋肉の修復に必要なタンパク質などは、積極的に摂りたい栄養素です。炎症を抑える働きが期待できるオメガ3脂肪酸を含む食品も、食事に取り入れると良いでしょう。

6.2 症状が改善しても油断は禁物

6.2.1 痛みがなくてもケアを続ける理由

足底筋膜炎の痛みが和らぎ、普段通りに歩けるようになると、ついケアを怠りがちになるかもしれません。しかし、痛みがなくなったからといって、足底筋膜炎を引き起こした根本的な原因が完全に解消されたとは限りません

足底筋膜の柔軟性がまだ不十分であったり、体の使い方の癖が残っていたりする可能性もあります。痛みがなくても継続的にケアを続けることで、足底筋膜が再び硬くなるのを防ぎ、健康な状態を長く維持することができます。

6.2.2 再発のサインを見逃さないために

足底筋膜炎は、一度経験すると再発しやすい傾向があります。そのため、わずかな足の異変や違和感にも注意を払うことが重要です。

特に、朝起きて最初の一歩を踏み出した時に感じる足裏の軽い痛みや、長時間歩いた後、立ち仕事の後に足裏に感じる張りやだるさなどは、再発の初期サインである可能性があります。これらのサインを見逃さず、早めに対処することで、症状の悪化を防ぎ、早期に回復へと導くことができます。

症状が改善した後も、定期的に整骨院で足の状態をチェックしてもらうことを検討してください。専門家の視点から、足のコンディションや体のバランスを評価してもらうことで、再発のリスクを未然に防ぎ、安心して日常生活を送れるようになります。

7. まとめ

足底筋膜炎で歩けないほどの痛みは、日常生活に大きな支障をきたします。その根本原因は、足底筋膜への過剰な負担や誤った歩き方、靴の選び方など多岐にわたります。痛みを和らげるセルフケアも大切ですが、症状が改善しない場合は専門家への相談が早期回復への近道です。整骨院では、根本原因にアプローチし、再発予防までサポートします。快適に歩ける毎日を取り戻すために、諦めずに適切なケアを始めましょう。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

 

 

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